“571 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2011/10/29(土) 18:54:27.96 ID:qmgz0tIq 俺の通ってた小学校は、クラス替は奇数年のみ3回行われていた。 5年生で初めて同じクラスになったTというヤツがいたんだが、彼の給食の配膳が神がかっていた。 配膳前にざっと内容を確認して、手際良く、極力バランス良く、汁物も飯物も38人ほぼ均一に よそってくれた。 自分が好きなものを多くしたり、嫌いなものを少なくしたり、仲の良いヤツを優遇したりする中で、 Tだけは平等に公平にしてくれるので、本来持ち回りの給食当番においてTを 唯一永久当番とする事を満場一致で決定。 配分も上手かったが、米の一粒、人参の一欠けらも余さず取りきり、什器は毎回綺麗なものだった。 そして彼は、そうやって最後にこすり取ったのを必ず自分の分としてよそっていた。 周囲も、「たまにはお前が一番によそったの食えよ」としきりに勧めても、 「いいよ、俺一人だけ当番特別扱いして貰ってるしさ。 勿体なくてこういうのほっとけないし、皆でワイワイ食べられるのが一番だよ。」 彼はコック長として、絶大な信頼と人気を築いていった。 やがて俺は同じ中学に進んだが、そこで初めて彼が父子家庭な事、下には弟二人に妹一人いて、 一番下の子はまだ幼稚園にも行ってなくて、 兄妹達の母として兄として家庭で振舞っている事を知った。家事の殆どを彼がやっていたらしい。 「皆で同じものをさ、一緒に食べられるって楽しいよな。 折角楽しいんだから、喧嘩の原因になったらつまんねーよな」と 彼はいつも笑顔で語っていた。 年末には、地元で同窓会が予定されている。彼の神がかった配膳を期待している。”
— 給食の配膳が神がかっていた 続・妄想的日常 (via eternityscape)


